FD考

もう賞味期限は切れた感はありますが、相変わらずFD、少なくとも掛け声は盛んです。

個人的には、FDは有りです。やった方がいいと思う。

しかしいっぽうで、「こういう授業が“いい授業”なんだ」と画一化するような動きがあるとするとすると、う〜んと思わざるを得ません。


オレのような素朴な多様主義者(そんな用語はないですが)にとって、「いろんな授業がある」「いろんな授業を選べる」というのはなかなかのポイントです。

ハードな原典講読もあり、和気藹々のグループワークもあり、その中から選んだり、あるいは両方取ったりできるのがいい。

1人の教員でもそうかも。原典講読もやるし、グループワークもやるし、という。実際、オレはわりと意識していろんなタイプを試しています。今期の演習2つもこの2つで分けてるし。


まあさすがに「これはどう考えてもあかんやろ」という授業はあるでしょうが、せっかく選択の余地があるんだから、教員も学生も、あれこれ試してみるのはいいことなんではないかと思ってます。


もちろん、今のFD、「こういう授業をやれ」という風には進みませんが、それでも「グループワーク至上主義」みたいなのは感じるところがあるので。