嗚呼、組合

1年間、組合の副委員長をやってました。

とはいえ仕事といっても「来い」といわれれば行って「出ろ」といわれたものに出る、という程度ですが、なかなか面白かった。興味深かった。


結論からいうと、本来的に、オレみたいな性質の人間には、組合の仕事は向いていない、ということが分かりました。


組合って、ほとんどが「負け試合」なんですよ。いくら団体交渉やったりデモやっても、それで要求が通ることはほとんどない。「やることに意義がある」場合がほとんど。

これがシンドイ。オレみたいな功利的な人間、「それやってなんの得があるの?」というのをつねに考えている人間にとって、「やることに意義がある」ようなことは意味無いんじゃない?と思ってしまうんですよね。

あと、交渉手段が「正攻法」一本槍なのもあんまり合わない。こないだも書いたように、オレは根回しとか腹芸とか、むしろそっちに惹かれる人間なので、正面から突破するというのは、美しいなあと思う反面、それじゃあなあ、と思ってしまう。


とはいえ本当に面白かったです。上で「“やることに意義がある”ことには興味がない」と書いた割には「誰もやらない、でも誰かがやらねばならない仕事」ってのに異様に惹かれたりもする変な人間なので、細々ながら声を上げ続けるのはやりがいがあります。任期は確か6月までなので、そこでバトンタッチですが、それ以降もいろいろお手伝いさせていただきます。


【追】
そうそう、『全大教』最新号に私が顔の半分ぐらい出ています。deseanを探せ。