「〈個〉の誕生」

今日、イベント係員として参加していて思ったのですが。

「〈個〉の誕生」と、「試験の誕生」って、軌を一にしているような気が、しませんか??

つまり試験って、面接にしろ筆記にしろ、そこでは徹底的に〈個〉が問われるわけです。

この前話題に出した卒論じゃないけど、そこで試されるのは「個人(の能力)」です。

逆にいうと、試験というのは、「個人個人にはそれぞれもって生まれた個性や能力がある」という物語り無しには、成立しませんよね。

で、頼んでもいないのにむりやりレールに載せられ、むりやり優劣をつけられる。

イニシエーションといえばそれまでですが、なんとも不合理・不条理なシステムです。


でもまてよ、1000年以上も試験をやり続けてきた中国で、いわゆる〈個〉が育っていたとは思えんよな。やっぱり西洋的試験と科挙では、そもそもの発想が別なのかな。


などと妄想して一日をやり過ごしました。あと「この学生は写真写りがいいな、悪いな」とか。だってそれぐらいしかすることがないもので。