英語論

明日で年内の授業も終わり。ようやく、好きな本を読める時間がちょっと出てきました。

今はこの本を。


パブリック 開かれたネットの価値を最大化せよ

パブリック 開かれたネットの価値を最大化せよ


基本的には、こういう楽観的な、技術の進歩を(ほぼ)無条件で受け入れるような本が好きなんですわ。


で、ふと唐突に思ったのですが、やっぱり日本って、良い国だなあ、と。

というのも、この(翻訳)本では、本文中で引用されている本で、日本語訳の出ているものにチェックがついている(出版社名が書かれてある)のですが、ほとんどすべてについているのです。まあ、ざっと9割ほど?

いうまでもなく、それだけ翻訳が出ている、ということですね。オレ、他の国はよく知らないですが、こんな国、そうないんじゃないでしょうか。


これ、無条件で良いこと、かと思いきや、もし欠点があるとすれば、「原文で読むことがなくなる」つまり「英語力が落ちる」ということ、ではないかと。

かくいうオレも、英語で本を読むこと、正直、ほとんどないです。まあ年にせいぜい2,3冊ぐらい。あとは、買うには買っても、ほとんどがペラ読み。目次見てへーと思って書棚へ、というパターン。


だって、重要な本はどうせ翻訳が出るし、逆に翻訳が出ないのは大して重要じゃないのかもな、という気にもなってくるし。翻訳を追っているだけで精一杯、というのもあります。


日本以外の国で勉強・研究すると、もしかしたら原書で読まなきゃならなくても、日本だと翻訳がある。ゆえに英語ができなくなる。


そりゃオレも英語できなくて当たり前だよな、と自分を慰めるのでありました。