素晴らしき日本語学野郎

昨日今日と(一昨日も研究会がありましたが)、うちの学校で開催された日本語学会のお手伝い。

学会好き(ただし非会員のものに限る)としては願ってもない機会です。


いや、面白かった。というか、なんか不思議な感じでした。


たとえば、「なら」についての発表があったとします。「「〜なら」はこれこれこういう時に使われます」というやつ。

それに、フロアから「いや、それはどうなんでしょう。僕はこうだと思いますが」という質問。

それに対して発表者が、「いや、私は言えるんじゃないかと思います」と反論。

さらに別の人がフロアから「でもそれは、また別の場合であって」みたいな再反論。

みたいな感じで討論が進んでいきます。


考えてみれば、たしかに、「日本語で言えるかどうか」なんて、資料やデータを集めてもあんまし意味はない気がしますね。すべて自分の経験で判断が付く。「うん、いえるよな」で終了。

この特徴が如実に出ていたのは、外人さんが発表した時。金髪の女性が「「ある」はこういう時に使われます」と発表した時、フロアからは「いやいや、こういう時も言えますよ」というコメントの嵐でした。まあ、ネイティブに「言えますよ/言えませんよ」といわれたら、それ以上何も言えませんよね。

その方は大変綺麗な方だったので、なんとか援護してあげたかったのですが、会場係の立場からは、口出しもできず。


…というとなんだかこの学会を貶しているみたいですが、面白かったですよ。機会があればまた出てみます。