枚数に囚われて
卒論ゼミで学生と話していて。
「まあ、最低限、30枚は書いてもらわないと」というと、「30枚ってA4で何枚でしょう…?」
え、ああ、たしかに、今、卒論はA4に印刷して提出するわけだから、原稿用紙の枚数を言われても、ピンと来ないのは当たり前か。
ふと考えると、オレらの論文やらなにやらの原稿も、原稿用紙で出すことなど、ほとんどありませんよね。なのに、いまだに、「何枚」で言われるほうが、ピンと来る。「10枚で」と言われればすぐ分かるけど、「4000字で」と言われると、いったん「÷400」で計算してしまう勢いです。
さて、たまたま岩波の新刊案内を読んでたら、「東日本大震災の“経験談”募集」の記事が。
年齢・国籍を問わず、誰でもいいから書いて送ってくれと。
その字数欄、「原稿用紙3枚から8枚程度」だそうです。
まあ、トーシロには、原稿用紙のほうが書きやすいってことも、あるんかな。