メビウスの輪

この時期は、終わりでもあれば、始まりでもあります。

考えてみれば、難儀なものですね。我々はコマネズミのように、死ぬまで、くるくると輪の中を回り続けねばならないわけですか。『恋はデジャブ』での「呪い」という表現が、まさにピッタリです。苦行。

とはいえ、回数だけから言えば、そんなに大したことではない。このまま不祥事も起こさず無事定年まで勤めたとしても、卒業式や入学式を体験するのは、せいぜいあと20数回。で、そのあと死ぬまでを合わせても、春を体験するのはたかだか40回に行くかどうか。


……なんでこんなこと考えるんだろう。まあ、この春はいろいろあったので、ちょっとセンチメンタルな気分になるのかも。