マスクマン

あんまりマスクは好きじゃないのですが(メガネっ子なのでメガネが曇る)、この時期は仕方なく付けています。


さて、CNNを見ていたらたまたま日本のことをやっていたのですが(3DSについて、だったかな。「アメリカの日本観」そのままですね)、市民の多くがマスクを付けているのを見ると、なんか、異様に見えました。

欧米では、マスクというものはほとんど普及していません。まあ、花粉症自体が少ないというのもあるんでしょうが、それ以外にも、思いっきり想像ですが、「口を覆う」ことに対するマイナスイメージがあるのかもな、と。

ふだんCNNを見ていると、「マスクしてる人」といえば、なんか「暴力的」なイメージなんですよね。例えばテロ組織であったり、反政府組織であったり。

その流れに乗って日本のマスク市民たちを見ると、なんか、同類項に見えてくるのが不思議。というか、「欧米のCNN視聴者には同類項に見られるかもな」と想像してしまう。


もちろん、「べつにCNNにどう見られようがかまわない」「「テロや反政府=悪」という図式こそがおかしい」等々、いろいろ突っ込みどころは満載、なのは分かっています。

でも、「日本といえばゲームやアニメ、それとマスク」みたいなイメージが流布したら、あんまり面白くはないなあ、とは思いました。ただでさえ、CNN見ていると、そこで描かれる「日本像」には、明らかな偏見*1が見て取れることが少なくないので。

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*1:例えばオレが見た限りの日本の話題といえば、「3DSに長蛇の列を作る人々」「コスプレ少女」「狭〜い家に住んでいる一家」「猿を店員に使った居酒屋の“猿虐待”」「京都の舞妓さん」等々、たいへん偏っている。これを見ていると、中国が「外国ニュースの自国像」によくいちゃもんつける(「“遅れた中国”という、自らの思う中国像に合わせて取材している!」)気持ちも、多少は分かります。そりゃ日本のこんなニュースばかり見てたら、「日本はゲームやアニメしか産業がなく、みんながウサギ小屋に住み、動物虐待する、奇妙な人種」と思っても仕方ないですわ。