子ども好き
先日はひょんなことからこの映画を小さな映画館で。
- 出版社/メーカー: エイベックス・ピクチャーズ
- 発売日: 2010/07/23
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その「ひょんなこと」がなければ、まず一生見ることはなかったであろう種類の映画でした。
しかしこの映画を見ていて思ったのは、日本に抜きがたく存在している、「子どもは無条件でカワイイ」「子どもは無条件で純真、純粋」という価値観について、でした。
これと対になるのは、内田先生なんかが言っている、「アメリカ映画における子ども嫌い」です。たしかに、向こうの映画では、子どもがいかにも憎々しげに描かれている。
内田先生はこれを「アメリカ社会の特徴」と言いましたが、どうなんだろう、子どもにこんなに無条件で「純真さ」を付与しているのは、むしろ日本ぐらいなんじゃないか、という気もします。
ってことは、「人間は本来純粋、子ども時代はみな天真爛漫、しかし大人になるに連れて徐々に悪くなっていく」みたいな性善説(あれ、この用語でいいのか?)なんですかね、日本は。
ちなみにこの映画、オレ的にはいろんな意味で冗談としか思えないような作りでしたが、ネットを見ると、けっこう評判いいんですよね。べつに「他人の褒める映画は褒めない」という天の邪鬼を気取るつもりはないのですが、う〜む、ほんとうによくわからん。