説明責任

この時期は、「今年のこのお仕事はこれこれこういう効果がありました」「来年のこのお仕事はこれこれこういう効果が期待できます」「だから予算ください」という書類をうんざりするほど書かされます。

説明責任、というやつでしょうか。オレもどちらかというと「説明責任は必要」論者なので、まあ仕方ねえな、と思って、書いています。


で、書いている途中でふと思い浮かんだのですが、最近のテレビでの「お説教」度合いの上昇は、もしかしたらこれと関係があるのかも。


たとえば、紅白歌合戦。ある時期から「歌の力で世界を平和に」「日本を元気に」とかなんとか、この手の能書きを盛んに・うんざりするほど垂れるようになったと思うのですが、もしかしたらこれ、「歌には日本を元気にする効用があるんですよ」「だから紅白は必要なんですよ」というアピールというか説明責任なんですかね。

歌番組なんて、本来、「流行っている歌手が流行っている歌を歌う」以上の理屈などなにもないと思うし、番組を見た視聴者がそれを見て元気になろうが悲しくなろうが知ったこっちゃない、と思うのですが、それではだめなんですかね、たぶん。

最近のテレビ番組は「感動」とか「元気」とか、その手のフレーズのオンパレードですが、最初にその手の効能を提示して、「この番組にはこれこれこういう効果があります」「だから見てください」と説明しないと、ダメになってきているのでしょうか。


まあウザい世の中になったものです。が、しかたないのかな、これも。