表情

授業中、まあ学生の方を見て話すわけですが、実はあまり、このスタイル、好きではない。本当は、下や横を向いて、授業をしたいくらい。

というのも、学生の表情、まああまりよろしくない場合・人が多いわけです。キラキラした目でこちらを見ながら真剣にノートを取る、なんてのは、多くても2,3割程度(うちの大学、かなりマジメな方だと思います。それでもこんなもん)。あとはボンヤリしているか、寝てるか、下を見ながらなにやら手を動かしているか(いうまでもなく、ケータイメールをやってるわけです。ケータイを机の上に出したら叱りますが、さすがにコソコソしているのを摘発することはしません)、お隣とヒソヒソおしゃべりしているか、そんなとこ。

それを見ていると、ちょっとやりきれなくなってくる。本当はまじめに聞いている2,3割に集中できればいいのに、あるいは学生の細かい動作など気にしなければいいのに、どうもノイズが気になる方なんですよね。だから、授業で「自分の世界」に入っちゃえるような人、羨ましいです。


とはいえ、授業後に感想を書かせたりすると、印象とは逆なこと、結構あるんですよね。

つまり、ほとんどなんの反応もなかったようなクラスで、授業の内容をきちんと押さえ、鋭いところを付いているような意見が結構あったりする。
いっぽうで、一番前の席でまじめに聞いていた、ように見えた学生が、ほとんど聞いていなかったと思われるようなトンデモな意見を書いてきたり。


不思議なものです。まあしかし、聞いているんだったら、「オレ、ちゃんと聞いていますよ!!」という表情してくれ!と思うのですが。