男も女も猫も愛嬌

うちの学校には、野良猫が何匹か住み着いています。

たいていの猫は人が近づくと逃げていくのですが、そのうちの1匹、やたら馴れ馴れしい猫がいるんですね。人をまったく恐れない、どころか、近づいて体をスリスリしてくる。まあ、猫好きのオレとしては、悪い気はしません。

オレはたまに構ってやるぐらいですが、中にはその猫にエサをやっている人もいるようで(研究室に入れたりして)、結果、そいつだけ、丸々と太っています。


こうしてみると、猫も人間も、一緒ですね。

前にも書きましたが、オレもできるだけ学生を依怙贔屓しないようにはしていますが、それでも、可愛い学生と、どうもなあという学生は、出てきてしまう。

その基準は、まあ正直、「愛想」なわけです。きちんと挨拶するとか、いろいろ質問に来るとか、そういうの。すれ違ってもプイッとしちゃうような学生は、さすがにパスです。

とはいえ、「愛想悪い学生」を虐める、成績を厳しくしたり無視したり、なんてことはもちろんしません。が、「愛想良い学生」に何かをプラスする、ということは、やっぱりあるわけです。

例えば、バイトの話が1件あったとき、「じゃああの学生にするか」みたいなの。


で、「愛想をよくする」ってのは、本来そんなに難しい話ではないわけです、たぶん。会ったらにこやかに挨拶する、ぐらいでOK。猫がエサのために好きでもない人間にスリスリするのに比べたら、よっぽど楽。なはず。


オレも腹減ったら、誰かにスリスリするかな…