最新の知見
最近授業の準備をしていて思うですが。
研究は、どんどん深化していくわけです。たいして研究しない2流研究者のオレですら、まあ、ぼちぼちとは。
いっぽうで、学生の「最初のレベル」は、昔のまま。以前より学力が落ちているとは思わないけど、上がっているとも思わない。とくに、中国文学みたいな分野の場合、最初、学生の知識は、ほぼゼロです。
なので、「ふだんの研究」と、「学生のレベル」とが、どんどん乖離していってしまうんですよね。最新の知見を盛り込もうとしても、なかなかしんどい。むしろ、授業準備では、「初歩的な知識を、どうわかりやすく伝えるか」という、別方向に深化して行かねばならない。まあ、二度手間です。
で、実は最近、「教育」のほうが面白くなってきていたりします。だってこっちのほうが、効果がわかりやすいもん。