お別れ

こっちでは、4人ぐらいの女子学生が、入れ替わりで晩飯やら何やらに付き合ってくれました。

それにしても、台湾の女の子の「食うこと」に賭ける思いは凄まじい。夜飯とか、オレは正直適当でいいのに、大学の近くの屋台街に連れて行かれて、あそこの何何が美味いだの、ここのこれはやめたほうがいいだの、いろんな講釈を交えつつ2〜3時間も引っぱりまわされます。

今日は女の子たちが付き添う最後の夜ということで、鍋のお店(食い放題)に連れていかれました。

鍋なら、まあのんびりできるかな、と思っていたのですが……


いや、食うわ食うわ。オレも食う量に関しては上の中ぐらいだと自負していますが、そんなもんじゃない。オレがもう腹はちきれんばかりになってぐったりしているのに、次々に食材を取りに行って、次々に腹に入れていきます。聞くと、「3時間ぐらいはゆうに食べ続けられますよ」とのこと。1時間でダウンしたオレにはとても太刀打ちできません。ひたすらビール飲んでしのいでいました。


そんなこんなで、若者の胃袋に付き合わされるのは本当にしんどかったのですが、最後に、「いろいろお世話になりました、これはみんなからのほんのお礼です」って、けっこう高そうなお茶をくれた時は、本当に泣きそうになりました。


台湾もいろいろ大変そうだけど、これからの彼女たちの人生が、楽しく充実したものであることを、祈らずにはいられません。


願わくば、もし何十年後かに再会した時、この調子で食べ続けた結果、ブクブクに太ったオバサンになっていませんように……