人性の選択

今回は相棒のツテで北京大学にいるのですが、短期留学でW大学やKO大学など、そうそうたる大学の学生さんたちも来ています。

で、見学なんかでは一緒に活動することも多い。


いや、なんというか、人性の一番の選択って、「どの大学にするか」あるいは「どこの大学にするか」なのかなあ、と思わされますよ。

一言で言うと、自信満々。


これは、どっちなんでしょうね。つまり、最初から自信満々なヤツがWやKOに行くのか、WやKOに行ったら自信満々になれるのか。


まあ、Wなんかに行ったら、いかなる場面でも熾烈な競争に晒されるわけでしょう。そりゃ自信満々にもなる、というか、自信満々である、という「虚勢」(ちょっと言葉は悪いですが)を張らないとやっていけないんでしょうね。

いっぽう地方国立に行くような人たち(おれもその一人です)は、最初から、競争から降りる、もしくは競争に参加しない、という選択をした人たちです。まあのんびりやろうや、と。


もちろんどっちが良いとか悪いとか、ではありません。世の中が単一のモノ・価値観で統一されているなら田舎者に勝ち目はないですが、実際にはそうではありません。都会のニッチを埋める、という意味で、田舎にだって十分勝ち目というか存在意義はあります。

「ニッチということは、結局は「田舎は都会のおこぼれにすがって生きろ」ということじゃないか。もっと田舎は自立して云々」という批判も、もちろんアリだと思います。まあでも無いものねだりはできません。


そういう意味で、うちの学生たちにも、ぜひ頑張ってほしいです(ありきたりですが)。いや、歓迎式典の「大学対抗出し物」では、WやKOがなんの芸もなく肩組んで校歌歌うだけなのを尻目に、ぶっちぎりの演技を見せたですよ。隣に座っていたWの先生にも褒められました。鼻高々。