オススメ
さっきはこの本を。
学歴の耐えられない軽さ やばくないか、その大学、その会社、その常識
- 作者: 海老原嗣生
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2009/12/18
- メディア: 単行本
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いや、面白い。今年の今のところのベスト1です(まだ始まったばかりですが)。
とくに、「最近の大学の受験科目が少なくなってきたのは、受験生をできるだけ集めたい大学側の経営的判断に、試験問題作成の負担を軽減したい教員たちが乗った結果だ」というのは、いや、ズバリだと思います。まあ一般入試の負担が仮に減っても(実際にはあんまり変わってないんですが)、その分AOやら推薦やらが増えて、入試業務は増える一方なんですが。
学生の就職関連の記述もほぼ同意。まあもちろん、学校というところは「綺麗事」しか言えないという縛りがあるんですが、でも就職という人間にとっての一大イベントに対して「そんなの二の次だ」と放置するのは誠実な態度とは言えないでしょう。
「不況下でも元気な企業」「不況こそチャンス」的な記述はちょっと不満ですが、でもこれ、大学人にけっこう読んで欲しい本です。