フィクションですが。

これは今現在の学生がどうこうではなく、あくまでも一般論として、です。


授業、どういう学生がやりづらいかといって、「中国人留学生」が一番やりづらい。そもそもオレは「中国なんちゃら論」というのを担当しているので、中国人が取るのはどうかと思うのですが、まあそれはよしとしましょう。

留学生も「本当の学生」ならいいんですが、うちには、提携している大学の日本語系の先生が研修みたいな感じで大学院に留学してきたりする。彼ら/彼女らは、オレと歳もそう変わらないいっぱしの大人です。

で、彼ら/彼女らの中には、歳もそう変わらない若造のオレが「中国とは・・・」とか語るのが、どうも気に入らない人がいる。気に入らないというと言い過ぎかな、「自分の中の確固とした「中国論」とは違うことを言う日本の若造教師に、違和感を感じる」とでもいいましょうか。

自分だって教師だという自負もあるし、また「中国のことは中国人が一番良く知っている」という錯覚もある(「日本のことは日本人が一番良く知っている」というのが錯覚であるのと同様)。で、ゼミなんかでも「自分の中国論」を延々とブったりする。もちろん、それはそれで貴重な「生の声」ではあるのですが、彼らの中国論というのは、往々にして、陳腐この上ないものだったりする。公式見解そのまんま。


繰り返しますがそれはそれで貴重な「生の声」なので、日本人学生との議論なんかではなかなか面白かったりするのですが、まあしかし、ちょっと疲労感が漂うGWです。