微妙
う〜ん、微妙。
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2007/12/05
- メディア: DVD
- 購入: 1人 クリック: 3回
- この商品を含むブログ (6件) を見る
まだ最後まで見ていない(今12話ぐらい)んですが。
野沢尚原作であり、ゆえに韓国ドラマの定番である「財閥の御曹司」(←これはちょっと出てきますが)とか「出生の秘密」とか「不治の病」が出てこない……というのは、まあよく知られています。
なので見やすい……かというとそうでもないのが不思議なところ。さすがに、同じ登場人物の惚れた腫れたを延々見せられるのはちとしんどい。11話ぐらいで終わっていれば、もっと楽しめたんでしょうけどね。まあ、あんまりソン・イェジンに興味がない、というのもあるんですが。
男女数名がくっつきそうでくっつかずに、友達以上恋人未満の間をうろうろしている……というのはたぶん「フレンズ」に影響を受けているんでしょう。カフェやバーみたいなとこが主要な舞台というのも「フレンズ」を彷彿とさせます。別にこの作品に限らず、「フレンズ」の影響ってアジアでも相当大きいですよね。
でも、アジア人にとって一番苦手な・不自然なシチュエーションって、じつはこの「フレンズ状態」なんじゃないでしょうか。例えば日本。いまだに「男女の間の友情は成り立つか」とかで熱い議論が戦わされる環境です。数年前、確かマックのCMでそんな状態の男女が登場して、「こんなのあり得ない」という意見がネットで噴出したのを思い出しました。
だもんで、「男女の友情」を描こうとしても、どうしても不自然になってしまうんですよ。なんか嘘くさい。なんかお尻がこう、ムズムズする。教科書で「正しいSEXとは」について習っているような感じ(われながらよくわからん比喩ですが)。むしろ「友情から愛情へ」と変わる瞬間に重きが置かれる。この「恋愛時代」もまさにそうです。
……とかブツブツ書いてますが、それでも昨日1話〜12話まで一気に見てしまったのは、脇役の女優さんたちのおかげです。イ・ハナにしろオ・ユナにしろムン・ジョンヒにしろ、なかなかにキレイ。とくにムン・ジョンヒさんはオレの琴線にばっちり触れました。さ〜て、帰って続き見ようっと。
【追記】
そして最後まで見終わって……
いや、こんなに後味の悪いドラマは初めてでした。最終話。なんじゃこれ。これはねーわ。くだらん意地の張り合いで一人の人間の心をズタズタにして、それで「人の幸せとは…」とかお説教食らわすってどういうことよ。この4人がまた今まで通りあの店でビール飲みながらアハハオホホと楽しげに暮らしていくかと思うと反吐が出ます。地獄に落ちやがれ。とくに妹。
……なんでこんなに腹が立つんだろう。すみません乙女座の男なもんで、へんなところで潔癖性なんです。