キング・オブ・人文系
中国では、「中国文学部」が、人文系の華です。
日本では、哲学じゃないですかね。
この本を読んで、その思いを強くしました。
- 作者: 入不二基義
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2009/01/07
- メディア: 文庫
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すげーや。オレなんかがふだん「ちょっと考えさせられました」とかなにげなく「考える」という動詞を使うのがおこがましくなります。「考える」という行為はこういうことをいうんでしょうね。
というか、研究というのは、こういう仕事をいうのかも。実際、これを読んだ後、別の本(ウェブ社会がどうしたとかいうヤツ)を読んだら、なんとも皮相というか浅薄というか、何も考えずに情報を右から左へ流してるだけじゃん、としか思えませんでした。
うちの哲学の先生とか、なんとなくバカにする気持ちがあったんですが(そんなこと考えて、どーすんの、とか)、ちょっと認識を改めます。キング・オブ・人文系の称号は、あなた方に進呈いたします。