たとえばどこかの都閣下の場合、あれは確信犯ですよね。正直、戦略としては間違っていないと思います。実際、ああいう言動だからこそ、人気があり、当選したんだろうし。もし責めるとしたら、もちろん閣下自体もですが、ああいう言動が人気を博してしまうこの国全体も同時に、でしょう。

しかし今度の御大臣は、なんなんでしょうこれは。ああいう言葉がこういう反応を引き起こすことすら計算できないアホなんでしょうか。これで「潔く辞めることで自身のイメージを保つ」というのならまだ戦略として分かりますが、これでは、「自分はその程度の先行きも見通せないアホでした」ということを知らしめただけ。

まあ誰かがアホなのはどうしようもありませんが、ちょっと愕然とするのは、こういう人が御大臣であらせられたこと。右だ左だ、とかいう以前に、こういうアホが政治家として権力を握っている、ということこそが、もう脱力感ですよ。