愚痴ですが

今年も科研費のシーズンです。

科研というのは、すでに論文を書いていて実績のある研究(者)に、当たる傾向が強い。傾向が強いというかハッキリそうです。

逆に言うと、「これからがんばります」というのは、まずダメです。


それはまあ分からないでもないですが、しかし、そうなると、オレみたいなタイプは、キツイ。

つまり、「論文を1つ2つ書いたらもうその研究には興味がなくなって、また新たなテーマを見つける」タイプ。

つまみ食い屋ですね。実際、「あなたは、何の研究者ですか?」と言われると、けっこう悩むんですよ。

そのときの気分で答えています。


つまりですねえ、科研のこういうシステムだと、「専門バカ」が有利なんですね。一心不乱に、脇目もふらず、同じことをやり続ける人。

それが悪いとは言いません。でも、そういう人だけじゃ、結局蛸壺になっちゃうんじゃないですかね。


「浅く広い」人も救済してくれないかな……