需要と供給

しかし、先日の研究会合宿で話題になったのですが、「若手がいねえなあ」と。

オレ、もういい歳のオッサンですが、いまだに「一番若手の部屋」です。さすがにその部屋の中では一番年寄りでしたが。

これはもちろん、若手の供給源が減っている、というのが大きいのでしょう。つまり、文学の講座とか研究室、どんどん減らされている。当然院生も減る。

また、院生に希望がなかなか見えない、というのももちろんあるでしょう。常勤に就くのは、相変わらず狭き門です。今から院に入るというのは、よほどの先立つものか自信がないと、かなりリスキーです。


こういうの、正直、どう捉えればいいのか分かりません。「政府や文科省がなんとかしろ」というのもちょっと違う気がするし、「世の中に文学研究の需要がない」のを嘆くのも、なんか的はずれだし。

僕はけっこう市場原理主義者なので、なすがままに任せるしかないのかな、と考える今日この頃です。