問題の解決?

上で「問題の解決」と書きましたが、中国の場合、「問題の解決」にばかり焦点が当てられてしまっている、という面が強いんだと思います。「「問題を解決」すれば、それでいーじゃねえか」という開き直りが、共産党のみならず、知識人たちの間にも、広くいきわたっている、そういう印象が。


本当の「問題」は、「何が「問題」なのか」「どういう「解決」が真の「解決」なのか」「それは誰にとっての「解決」なのか」等等、そういういわば「メタ問題」を、国内で自由に広く議論する、そういう土壌が、今のところ整備されていない、というところにあるんだと思います。


その整備を日本人がやる、というのは、これまでのいろんな行きがかり上簡単なことではないですが、少なくとも、「どーせ中国は遅れて(ry」などと混ぜ返さず、丁寧に向き合う、そうした地道な努力以外に、「問題の解決」は不可能です。あるいは、中国に「問題」が起こると小躍りして喜ぶような、その手の糞勢力を喜ばせるだけです。