答え
http://d.hatena.ne.jp/fuku33/20070701/1183264896
http://deztec.jp/design/07/07/03_class.html
こちらに関連して。
とくに原書講読をやっていると思うのですが、「先生、答えを知っているなら、さっさと教えてよ」みたいな反応って、けっこう多い。当たっている学生が質問に来るのはいいんですが、どさくさにまぎれてオレに全部訳させようとしたり。
こういう反応、要領がいいといえばいいんでしょう。「分からない部分があったら、知っている人に聞けばいい」。まさに合理的。
正直、こういう理屈を覆すことは、僕には困難です。そりゃ、もっともらしいことを言おうと思えば言えますよ。「答えよりも、まず考えることが大切」とか。
でも、考える、という行為には、解答があるということが前提となります、普通は。まあ中には解答のない問題にあれこれ心を悩ます人種もいるんでしょうが(よく大学に生息している、あの人種です)、まあ普通は、答えを出すために考える。
だったら最初から知っている人に聞けばいいじゃない。といわれると、何とも答えようが……
若者のこういう反応はインターネットで醸成された、検索すればすぐヒットして答えが出るようなツールのおかげで(せいで)、若者がこうなっちまった……みたいな若者論は、ちょっと違うとは思います。昔から、要領のいい人はいたでしょうし。まあしかし、ちょっと難しい問題ではありますね。