今日は相変わらずの「中国人の訪問団への応対」で一日潰れました。江蘇省の大学の方々。


で、一人の先生、日本は初めてらしいのですが、「日本の大学教員の待遇」がえらく気になるようで、延々質問攻めに遭いました。その中で。


「日本の大学教員には、研究上のノルマはあるアルか?」
「いや、ないです。まあ、准教授から教授になるのには論文何本とかありますが、それ以外はべつに」
「じゃあ、教授になってしまえば、あとは研究しなくてもいいアルか?」
「まあそういわれればそうですね。実際、[ここからは小声で]研究せず、論文など何年も書いてない人も、そこそこいますし」
「へえ、日本の大学は、なんて素晴らしいアルか![隣の先生に]大学教員になるなら、日本で、だな!」


実際、中国の大学は、教授は年論文何本、とかノルマがあるわけで、むしろこっちのシステムの方が素晴らしい!ともいえましょうが、ただ、ノルマで書いた論文には、ロクなものがない(あっても少ない)であろうのも、推測できます。実際、中国の論文って、本当にどうしようもないのも多いですしね。アタリを発掘するのは、至難の業です。