今更ながら

昨日は「「LOST」の続きを借りにツタヤに行こう」と思ったのですがそれすら面倒になり、結局スカパーのFOXチャンネルでやってる「24 2ndシーズン」の第1話をぼんやりと見ておりました。

しかしこれまたひどい内容ですな。


どうも製作者の脳内には、人間は
アメリカ人」
アメリカ人の味方」
アメリカ人の敵」
の3種類しかいないようです。そしてその重要度は、

アメリカ人>>>>>>>>>>アメリカ人の味方>>アメリカ人の敵

ぐらいじゃないかと。アメリカ大統領が、テロ組織とつながりのある(と噂される)中東の国の大統領と電話で話す場面で、「もしうちの国民を傷つけたら、あなたのの国は滅ぶ(滅ぼしてやる)」という脅しを吐きますが、こりゃひどすぎます。それとも、この後進んでいくうちに、大統領は「反省」するんでしょうか。なら杞憂ですが。


そして、「アメリカ人の敵」は、つねに「アメリカ人を血祭りにあげてやろう」と虎視眈々と狙っている。ネットウヨも真っ青の被害妄想です。


まあアメリカのヒーローというのは、昔から、「愛する者(妻や子)を守るためなら、敵を何人殺しても構わない」と考えるゴロツキですからね。おいおい敵(の下っ端)にだって、家族はいるだろう、などという想像力が働く余地はありません。


……と、アメリカのこの手の映画やドラマにマジレスするのはカコワルイのかもしれませんが、しかしこういう世界観を普段から繰り返し見せられていれば、そりゃ傲慢にもなるわな、となんか腹を立てながら見ておりました。


しかも、ひどい、あんまりだとかなんとか言っても面白くて、すっかりはまってしまっているオレがいる。