今年も残すところ

今年度の授業もあと少し。


いつもこの時期になると思うのですが、この1年、授業でオレがやってきたこと、学生さんたちの「役」に、どのくらい立ったんだろう、と。


思い起こすと、僕自身が小中高大と何千時間と受けてきた授業で、「これは役に立った、今も役に立っている」と思える授業って、ほんの一握り。割合でいえば1%ぐらいでしょうか。残りは、受けたことすら覚えていないようなのがほとんどです。


自分だけを基準にすることはできないでしょうが、でもそういう、超非効率な業界なんでしょうね、教育って。「今日水を撒いたら、明日には芽が出ないと」というせっかち・合理的な人には、向きません。「砂漠にじょうろで水を撒く」ような作業を、何年も何十年も続けられるような人が、真の教育者なのかも。


僕ははたして向いているのか……せっかちだからなあ、おれって。