皮膚病患者を「ミイラ」と中傷 SNSに書き込む
http://www.sankei.co.jp/news/060818/sha018.htm

岩手県内にある大学の元水泳部員の男子学生(20)が、アルバイト先の書店で顔や腕を包帯で覆った皮膚病患者の写真を隠し撮りし、インターネットに「ミイラが来店」などと中傷する書き込みを繰り返していたことが17日、分かった。同じ悩みを抱える患者らからの抗議メールを受け、水泳部のホームページが閉鎖に追い込まれたほか、大学側にも抗議が殺到。学生から事情を聴き、厳重注意を行ったという。
 学生のバイト先の近くには、重度の皮膚病治療で名の知られる総合病院があり、撮影されたのは、そこに入院する患者の外出時の姿とみられる。大学側などによると、書き込みは7月9日に2度行われた。バイト先の書店を訪れた患者の写真を携帯電話のカメラで撮影した上で公開し、「ミイラが来店」「刺激臭を観測…くせぇ」などと中傷した。

 書き込みが、会員登録型のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で行われたことから個人が特定され、巨大掲示板群などを介して批判の声が広がった。

 抗議のメールを受け、水泳部は7月27日付で「元部員の軽はずみな言動でご迷惑をかけた」などとする謝罪文を掲載し、ホームページを閉鎖。大学は28日に学生を呼び出し、「学生として、人として不適切な行為」などと学部長名義で注意した。


これって、メディア論的には、どう評価すればいいんでしょうかねえ。「差別を糾弾する、良いこと」なのか、「よってたかっての、メディアリンチ」なのか。


巨大掲示板」には、もちろんひどい差別もありますが、じつはこういう、きわめて「道徳的」な感情も噴出するんですよ。


なので一概に「差別の温床」と切って捨てることもできない、と、個人的には思っているんですよねえ。


ちなみに、「巨大掲示板」のこの事件のスレで、「この巨大掲示板には、どうすれば入れるのですか?」というレスがあるのは、ベタベタですが思わず笑ってしまいました。