そんなにいい話かなあ

 流行モノに10日遅れで飛びつく僕は、さっそく「1000枚のコピー」を見てみました。


 うーーーん、これって、なんかびみょーに違うような。


 「部活をサボる」とか「算数の問題をやらない」とかが無条件でゼロ査定・マイナス査定される、というのがどうも分かりません。例えば「部活をサボって友達とおしゃべりした」とか「算数の問題を解かずにテレビ見ていた」とか、そんな場合はどうなんでしょう。「部活とおしゃべり」「算数とテレビ」のどっちが有用か、なんて、そんなの一概に決められるはずありません。「算数の問題を解かずに見たテレビ番組がその後の人生を決めた」なんてことは、可能性としては(少なくとも「算数の問題を解いたことがその後の人生に有用だった」という可能性と同程度には)充分有り得ます。


 なんかこの文章から透けて見えるのは、「学生にとって何が重要で何が重要でないかは、教師が決める」という傲慢さです。などと書く僕もかなり傲慢ですが。「算数の問題を解く」ことが無条件でプラスになる(というかここでの論理だとマイナスにはならない、ですが)と考える昔気質の「教師脳」には、まあ受けそうな話だな、と思ったりしたものでした。