マクロとミクロ

 例えば、失業率が5%から4%に下がったら、マクロな視点から見れば万々歳でしょう。4%ぐらいの失業率は特に問題ない、と。


 とはいえ、実際に失業している者(かつ、仕事を求めて必死な者)からすると、こういう意見は「フザケンナ!」でしょう。何が景気回復だ、学者やお役人は、失業中の人間の気持ちを何も分かっちゃいない。みたいに。


 どっちの意見が正しい、というわけではもちろんありませんが、最近のいろいろな論争を見ていると、マクロとミクロの食い違いに起因するものが多いように思うのでした。