お約束

 僕の所属している「中国現代文学研究」という業界はチョーマイナー。みなさんも、せいぜい知っている作家って、魯迅ぐらいでしょ?


 それはいいとして、研究会の発表を聞いたり論文を読んだりすると、「○○という作家(作品)については、これまで研究がありません。ので私のこの発表(論文)が初めてです」みたいなのが、まくらになることが多い。


 こういう時には、「それって、今まで誰も論じる気にならなかったほどのクソ作家(作品)だ、ということなんじゃないんですか?」という突っ込みは、しないのがお約束です。



 ちなみに。本田ブログのコメントより。

# 論宅 『 コミュニケーションスキルについては、企業の採用面接で簡単に見抜かれるようなので、コミュニケーションスキルが低いが偏差値が高くプライドの高い若者は、多くは公務員や教職志望となります。あるいは大学院に行き、モラトリアム人間になります。
 このような若者は社会学的に一つのカテゴリー(適応類型)を形成しています。民間企業の奴隷として安価で売られたくない若者は、企業の採用面接を嫌います。エコノミックアニマルごときに自身の全人格の査定をされたくないからです。まことに過剰な人権意識です。
 そして、このようなプライドの高い若者の層が、高学歴フリーターや高学歴ニートをつくりだしています。このような連中は、プライドが高く、無資格の日雇土木作業員にもなれません。なったとしても、対人関係作法の異なるヤンキー出身の雇用主や同僚からいじめられ、職場不適応を起します。
 今後、人材派遣会社が、高学歴ニートのために適切な就業形態を開発できるかどうかにかかっています。個人でできるパソコン入力作業員などはむいているでしょう。コミュニケーションを遮断した「カプセル労働」というコンセプトが必要です。このカプセルによって、同僚からの余分なコミュニケーションを遮断し、複雑性を縮減し、本来の機能分化したセクト労働に専念できます。
 また、NPO職員として就職する手もあります。社畜になるよりかは公益を追求するNPOのほうが彼等の自尊心を満たすからです。
 社会システムの機能分化をより効率良くすすめるためには、高学歴ニートのための就職セミナーが必要でしょう。
 
 高学歴ニートの自尊心を調教し、社会的に去勢し、民間企業の従業員として訓練するという処方箋もありますが、そのための心理療法はまだ開発されていません。認知行動療法SSTを利用し、認知や行動の歪みを是正し、自尊心を調教し、組織労働に適応する人間をつくることも可能かもしれません。今後の心理学のテクノロジーにも期待したいものです。しかし、内面の教育という作法の時代は基本的に終わりです。

あーあ、言っちゃった、という感じですね。返す言葉もありません。