韓国ドラマレビュー

 お休みの日は一日韓国ドラマ漬け。今現在放送している中でのベスト3をあげてみます。参考にしてみてください(だれが?)。


 1.『ピアノ』
 血のつながっていない姉弟の微妙な恋愛心理が切ない。姉役をキム・ハヌルさんが演じていますが、彼女は基本的にはコメディ系の人だと思っているのですが(『彼女を信じないでください』とか『ロマンス』とか)、こういうシリアスな役も、けっこういけますね。と再認識。顔がのっぺりしていて、いわゆる「美人」の範疇には入らないんじゃないかと思いますが(もちろん、ひとそれぞれとしても)、それが逆に、「普通の清楚な女性」っぽくてイイ!いや、韓国の女優さんは、基本的に「●形美人」なので、キレイはキレイなのですが、ちょっと食傷気味になることもあります。その点彼女は「非・韓国顔」なので、一服の清涼剤になるのです。

 実はこのドラマ、中国に行っていて前半をすっぽり見逃しています。ただ、前半は、そんなに入れ込んではいませんでした。まあありきたりの展開、という感じで。ところが後半に入って俄然面白くなってきました。今、「本放送をそのまま見ている」のは、このドラマだけ(ほかは、みんな録画2倍速です)。最も成り行きが気になるドラマ。


 2.『あの青い草原の下へ』
 前もちょこっとだけ紹介しましたが、典型的な「韓国ツンデレドラマ」。でもこれが一番ツボにはまっています。配役がそれぞれ絶妙なんですよね。しかもシリアスとコメディの配合具合もピッタリ。しかもお決まりの「出生の秘密」もはずしていません。

 韓国ドラマって、けっこう「成り上がりモノ」というか「商売成功モノ」が多い、ような気がするのですが、このドラマは「カネがすべてではない」という価値観をわりと前面に出していて、そういう点でも好感が持てます。


 3.『フルハウス
 こないだ韓国料理屋に行ったら、オバサンたち5,6人(韓国ドラマサークル?)がこのドラマの話題で盛り上がっておりました。

 それはまあいいとして、こっちもツンデレ。これも前にちょこっと触れたように、ハン・ウンジョンがきれいですが、でもこのドラマの魅力はやっぱりソン・ヘギョさんですよね。この手のキャラは韓国には腐るほどいますが(たぶん)、今のところ彼女が一番はまっています。


 次点、『おはよう、神様』
 ストーリーは普通なんです。が、キム・オクビンさんにはまっているんです、キュンとくるんです……
 場面や格好によって、すっごくきれいに見える時とそうでない時があるんですが、少なくとも、今放送しているドラマに出ている女優さんの中では一番ヒットだったりします。


 番外、『天下太平』
 これは、中国ドラマです。僕は、基本的に、中国ドラマは受け付けません。とくに武侠モノ。なにが面白いのかさっぱりわからん。
 このドラマも、内容は愚にもつかん武侠モノなんです。が、これに出ている香港女優の陳雅倫(エレン・チャン)さん、これまた彼女にはまっているんです。色気があるんです……

 もうけっこうなお歳(66年生)で、そこそこいろんな映画に出ていますが、現代物だと取り立ててどうということはない、と思っていました。ところが、時代物になると、とたんにゾクゾクするような色気を発するんです(なんかエロオヤジみたいな言い草ですが)。

 ストーリーなどどうでもよく、ひたすら彼女を追い続けておりました。



 ちなみに。

http://takamasa.at.webry.info/200604/article_11.html

同意というよりも、「こう考えてくれる人ばかりだったら」あるいは「こう考えてくれる人がもっと多かったら」いいのになあ、と、涙目になってしまうようなありがたいお言葉です。ただ、問題は、大学で文学・哲学を学ぶことが、「社会人としての知的なたしなみを身につけ」ることになるだろうか、ということです。

 いや、大学で文学・哲学を教えている人で、「社会人としての知的なたしなみ」のカケラもないような人って、けっこういる気がするので(えっオレも?)


【追加】
……と書いたら、やはり同じようなことを(ちょっと「攻め」の方向は違いますが)、僕より数百倍クールに書いていただいた方がおられました。

http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2006/04/post_c7cd.html

うん。なにも付け加えることはありません。呉智英の「2,3流大学は、2,3流研究者に職を与えるために存在する」という言葉のパクリ、「大学での文学・哲学専攻は、文学・哲学研究者に職を与えるためにある」といったところでしょうか。


 ああ、春なのに……