走行距離

 先日、新車で買った車の走行距離が、1万キロを超えました。

 1年半で1万キロ……これって、多いのか、少ないのか。多分少ないでしょうね。家と学校の往復にしか使っていませんから。

 だもんで、野ざらし駐車の割には、きれい。ほとんど洗車していないのに。


 経済学の本をチョコチョコと読んでいると、「人間はインセンティブで動く」というのが前提条件になっているのですね。
 まあそもそもこんなこと、経済系の人からすると、「へー、地球って、太陽の周りを回っていたんですか」と同じくらい、今さらなにを、なことなんでしょう。

 う〜んでも、人間って、客観的には、誰がどう考えても損をする、不利だ、という行動を、往々にしてとってしまいがちなのは何ででしょうね。

 例えば、僕なんかからすると、ギャンブル。パチンコにしろ競馬にしろ、あるいは広くとって宝くじにしろ、「明らかに損をする」ことが分かっていてなぜみんなそんなに熱中できるのか、不思議でならない。

 あるいは、ニート(「このことばの定義が……」というのは今は保留)。普通に考えれば、どんな形であれ働いた方がいい、家に引きこもれば引きこもるほど、さまざまな面で不利になる、というのは自明です。でも、ダメなんでしょう。いや、こっちは、僕にも気持ちは、けっこう分かります。


 ちなみに、文学を書く/読む/教える/習うことのインセンティブは?


 ……なんなんでしょう。