忘れてた!

 そっか昨日は1月28日。74年前、1932年の昨日、一二八事変、もしくは第一次上海事変といわれる、日本海軍が上海にプチ侵攻した日でした。

 この事件は上海にとってけっこうおっきな出来事で、これによって、それまでバラバラだった上海居住民が、「上海人」というアイデンティティを持つようになったのです……とかいう学会発表をしたら、大御所の先生に、「お前は、戦争を、なんだと思っているんだ!!」と烈火のごとく怒られたのを、つい昨日のことのように思い出します。まあでもそうだと思うんですよね。(対外)戦争がしばしば、アイデンティティ凝縮の契機になることは、常識です。日露戦争しかり。湾岸戦争もけっこう盛り上がりましたっけ。

 なので、いわゆるウヨクの方々、「日本国民というアイデンティティ」を作りたくって仕方のない方々が、なんだか戦争をしたがっているように見えるのは、偶然ではないのかもしれません。

 まあ、サヨクの方々の、「世界平和を実現するための武力闘争」も、たいがいなものがありますが。