ライフ・コース

 今読んでいる本。陶菊隠『記者生活30年』(中華書局、2005。原版は1984年出版)。

 僕は「自叙伝」を読むのが好きなんですね。しかも「普通の人」の。逆に、「偉人伝」は、子供の頃から大嫌いでした。「こういう人になれ」みたいなお説教が、子供心に「余計なお世話」に思えたからかも知れません。

 陶菊隠が「普通の人」かどうかは難しいところですが、いわゆる「偉人」とまでは言えない、と思います。だからいいんです。普通の人が、どうやって生きてきたのか。激動の時代を、それこそ這いつくばって生きてきた、そういう記録がたまらなく魅力的に思えます。

 僕も、究極的にやりたいことは、「普通の人の、ライフ・コース」を書くことです。

 そうそう、高知の女性の生活史作成実行委員会『高知の女性の生活史 ひとくちに話せる人生じゃあない』(財団法人こうち男女共同参画社会づくり財団、2005)という本が出ました。大変興味深い本&貴重な記録だと思います。ISBN書いていないので、amazonなんかでは注文できないかもしれませんが、良かったらぜひお買い求め下さい。


 話変わって。

768 :名無しさん@6周年:2006/01/27(金) 17:03:40 ID:n/CnB+t+0
正直言って誰が首相になろうが日本と日本経済をとりまく世界情勢は同じな訳で、
アジア諸国の追い上げをくらって日本の製造業が海外に移転して日本国内の
空洞化が進んで必要以上の行き過ぎな長寿と健康ブームでさらに老化が進んで
個人主義の浸透による未婚化晩婚化が進行して国内産業の空洞化と
労働環境の規制緩和による過当競争の影響を受けて正社員減らしと新規雇用抑制、
派遣社員の増加、労働環境の悪化、賃金抑制が進んで家計が圧迫され、
それによる国内消費の冷え込みと国内市場の縮小、日本経済全体の弱体化が
進行する状況に変わりはない。
要するにだな、誰が首相になろーが関係無い。民主党が政権取ったら何か変わると
お前ら思ってんの?馬鹿じゃないの?自民だろうが民主だろうが公明だろうが
共産だろうが社会だろうがそんなものは関係無い。
日本がいろんな意味で、あらゆる面において、世界の国々と比較したときに
相対的に下り坂傾向にあることは間違いない。
首相なんて意味なし。


こういう冷めた見方が、ある意味日本の普通の光景なんじゃないかと思いますね。じゃあどうすればいいかは、ちょっと処置無し。