ちょっと専門のお話

 昨日、『中国現代文学研究叢刊』2005−6を見ていたら、李今「穆時英年譜簡編」に、「穆時英は、上海生まれ、上海育ちだ」と書いてあって仰天。僕は今の今まで、一般的に言われている「浙江省慈渓生まれで、14歳で父とともに上海へ」という生い立ちを信じ切っていました。「上海生まれ」は妹さんの穆麗娟(周知のように、戴望舒夫人)の証言だそうですから、信憑性は高いでしょうが、それにしても、「慈渓生まれ」情報はどこから来たのか、誰が最初に言いだしたのか……。これはこれで、このミステリーを探ってみる価値はありそうです。

 しかし、僕も今まで「穆時英は慈渓生まれ」を前提として何本か論文を書いたのですが、これでガラガラと崩れ去りました……とまではいかないかもしれませんが、しかし、久しぶりにショックな出来事でした。なむなむ。


 しかし、昨日から、うちの大学のコースのHPをいろいろいじくっているのですが、あ”〜わからん。そもそも機械にとことん弱く、ロクにビデオの予約録画もできん僕が、人材不足からHP委員とかやらされているのですが、ちょこっといじるとドドドドっと全ての配置が崩れ去ったりして、血圧上昇しまくり。とほほ。