夢の終わり

帰ってきました。

中国に行って帰ってくるたびにいろんなことを考えます。

今回思ったのは、いくら中国が豊かになっても、中国人の民度(ちなみにこの言葉は嫌いですが)が上がることはないだろう、という根拠のない推測です。

行くたびに豊かになっている中国ですが、そしてお金持ちも増えている中国ですが、お行儀が目に見えてよくなっているという印象はありません。お金持ちはお金持ちなりに、貧乏人は貧乏人なりに、行儀が悪い。

で、彼らからすると、別にお行儀をよくする義理も必要もないわけです。これがオレたちのルール(レス)なんだ。ごちゃごちゃ言うな。で、それはまさにその通り。


基本的にお行儀のいい(のが好きな)私にとっては、中国は今さらですが悪夢のような社会なのではあります。まあだから、ルールレスが好きな人は中国へ、ルールが好きな人は日本へ(日本のお行儀が文句なしに素晴らしいとはもちろん思いませんが、それでもルール好きの私に日本がパラダイスに思えるほどには、中国は無秩序です)、というふうに、自由に居住地を選べる世の中になればいいなあ、と夢を見るのでした。そんなに難しいことではないと思うのですが。