キセキ
この時期になるとさすがに疲れがたまってきて休みの日はぐったりです。
最近はこの本を。
- 作者: ダロンアセモグル,ジェイムズ A ロビンソン,稲葉振一郎(解説),鬼澤忍
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2013/06/21
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (31件) を見る
しかしこの本なんかを読んでいくと、日本がそれなりにまともに治まっているのはけっこう奇跡的なことなんだなということがよくわかります。
いやもちろん「今の状況のどこがまともなんだ」とかいろいろ苦情は出るのでしょうが、とはいえひとまず、軍が暴走するでもなく、首相が「オレがルールだ」「逆らうものは死刑」をやるでもなく、というのは、ほんと奇跡的。
治まっているのが良いのか悪いのかは、またこれも議論があるでしょう。たとえばエジプトのああいう状況と日本と、どっちが良いのか、というのは簡単に決められるものではないかも知れません。
でもこの本に出てくるような「悪い事例」をひたすら読んでいくと、うん、ほんと奇跡的ですわ。やっぱ日本人は根が「良い人」なんでしょう。ということにしておきます。