ご専門

今はこの本を。


入門 中国思想史

入門 中国思想史


このあたりの基本的な事柄は押さえておかないと、と思ったりして。


しかしこういうのを読んでいて思いますが、こういう、「“素人”にはとても近づけないような専門」の研究者って、羨ましいですよね。

というのも、オレがやっているような「中国現代文化」みたいなヤツだと、玄人顔負け、どころか、知識においても情報量においても、玄人を軽く凌駕するような「素人(アカデミズム以外、という意味で)」が、たくさんいるからです。彼らと張り合う(張り合う必要があるかはおいといて)のは、たいへんしんどい。

専門の狭〜い領域に立てこもれば、そりゃ勝てるかもしれません。○○という作家はオレに任せろ、みたく。

まあしかしそういう作家のあれこれを知ってたところで何がどうなるの?と言われるとね。実際、そういうトリビアに詳しい玄人さんが、もうちょっと話を広げて「現代中国論」になると、とたんにアホな意見しか言えなくなる、という例は枚挙に暇がありません。


もちろん○○という作家を研究しています、で別に問題はないのかもしれません。まあしかし、とにかくデカい話が好きなものとして、このへん、なかなか気になるところなのですよ。