傍観者

オレ自身、骨の髄まで人文系男子なので、今いる環境(周りにいるのは人文系男子ばかり)は非常に居心地がいいのではありますが、それでもなんだかなあ、と思う場面はあります。

その一つが、傍観者気質が染みついていること。


もともと人文系研究者、もしかしたら文系研究者まで広げてもいいかもしれませんが、基本的に傍観者なんですよ。今あるものを眺めて、突っ込みを入れたり褒めたりする。いや、褒めることなんてまずないですね。基本はアラ探しです。

もちろんオレ自身も他人のアラを探すのは三度の飯の次に好きですので、これはまあいいのです。

しかしですねえ、こういう気質の人ばかりが揃いも揃って組織運営をするとですねえ……


結構多くの割合が、傍観者の立ち位置を確保しようとするのですよ。要は、やりたがらない。

とはいえ、実際の組織運営で全員が傍観者、というのはどう頑張っても無理ですので、消去法やらなにやらで、まあ、一部の人が、渋々ながら運営側に回るわけです。

するとすると、傍観者側の方々は、ご自身の素晴らしいアラ探し力を、身内にも向けるのですよ。


ううむ……自家中毒というかなんというか……