ワノブゼム、オンリーワン
大学生のころ、料亭でバイトをしていまして。調理補助みたいなの。ほぼまるまる4年間やっていました。
いろいろ学ぶことも多かったですが、今でも心に残っていることがありまして。
団体客が来ると、盛りつけもついいい加減になりがちです。ある時、忙しくて、やっつけでやっていました。
するとそこの主人が言ったことには、
「なあ、Deseanよ、お前にとって、この一つの盛りつけは「30人分の1」かもしれんが、お客さんにとっては、自分の前に置かれたこの皿がすべてなんだ。それを忘れるなよ」
これ、実は今現在、できる限り心がけていることです。つまり教育で。
教員にとって一人の学生・一つの答案・一つのレポートなんて「その他大勢」となりがちなんですが、でも、学生にとっては、たった一つです。
それを忘れないようにしないと。
前置きが長くなりましたが、仕事もそうなんですよね。
実は最近、オレのやったとある仕事が、「その他大勢扱い」されまして。
オレは一生懸命やったのですが、「ああ、そんなのもあったな」みたいな扱い。
あんまり根に持つのはアレですが、やられた人の気持ちが分かって、なおさら「オンリーワン」を心がけるようと誓ったです。
よし、今度から、あの歌をオレの入場曲にしよう。