癒し系の謎

最近、ゆえあって、「癒し系」の歴史について、ちょっと調べています。

いろいろ見ると、「癒し系」は、94年頃のジョージアのCMに出ていた飯島直子に由来する、ということのようです。

その頃から日本の景気低迷が誰の目にも明らかになり、また自殺者数も急増し、ゆえに癒し系が流行り…なんてのは、当たり前すぎて、あんまり面白くない。

むしろ「癒し系」をプッシュするために、メディアで不況とそれに伴うストレスが大々的に宣伝され…と因果を逆転させたこれも、なんか面白くない。

ストーリーをどう作るか、思案中です。


さてさて、中国のニュース番組を見ていて思ったのですが、日本では今や、「癒し系」が蔓延してませんかね。
というのも、中国のアナウンサーは、たいていニコリともしないでニュースを一気に読み上げる。もちろん、「良いニュース」では若干表情が緩むけど、たいてい能面のような表情です。

一方日本では、今やNHKのニュースですら、キャスターは「悲しいニュース」以外では、つねに笑いを振りまいている。本来、あんまり笑顔が似合わなさそうなキャスターすら、無理に笑顔を振りまいている、ように見える。

これも、最近の不況が…う〜ん、さっぱり面白くない。