新聞

今のところに引っ越してきてから、新聞は地元紙を取っています。もう6年。

田舎の食堂の紹介とか、大学生が企画したイベントの宣伝とか、小学生の作文とか、そんなのが満載で、なかなか楽しめます。夕刊では、今じわじわと話題になっている「きんこん土佐日記」も読めますし。


さて、歯医者に通うようになってから、待ち時間に、待合室に置いてある○日新聞を、久しぶりに読むようになりました。実家で取っていた以来だから、20年ぶりとか。


……なんだろう、この気持ち悪さは……


上から目線、というのとも、ちょっと違う。「学校の先生」臭、といったほうがいいかな。世の中のさまざまな問題には実は答えがあって、我々はそれを知っています、それをみなさんに教えてあげましょう、というような、なんかそんな感じ。彼らがよく使う「知恵を出し合おう」というフレーズも、先生が授業で「さあみんなで意見を出し合いましょう」といいつつ生徒がボソボソ言い合うのを周りで眺めながら「それは違うよ」「そこをもう少し考えてごらん」みたいに「良い議論」に導いていく、みたいな役割を自任しているっぽい感じがしてきます。自分は決して同じ土俵に立たず・一プレイヤーであることをよしとせず、つねに一レベル上に立とうとしている。


子ども時代には気付きませんでした、このイヤな感じ。この新聞、最近こうなってきたのか、それともオレが大人になって気に障るようになったのか、どっちなんだろう。まあ、年末で疲れ切っているので、なおさらイライラするのかもしれませんが。でもこのイヤな感じを毎朝味わうのは勘弁なので、やっぱり新聞は地元紙でいいです。