対立

台湾で、広州アジア大会での裁定をきっかけに、「嫌韓感情」が高まっている、そうです。

で、今、先日台湾に行ったとき、そこの院生に勧められて買った「刑事モノ」のドラマを見ているのですが、犯人グループが韓国人の組織なんですね。刑事モノだから当然とは言え、いかにも冷酷非道な、「台湾で麻薬を売りさばいてやれ」とたくらむ悪者像には、この「嫌韓感情」がかいま見えたですよ。なんてね。

でも、けっこう前に、「文学に見る戦後の台湾と韓国の対称性」みたいな研究を読んだことがある気がするのですが、なかなか興味深いテーマではありそうです。ともに日本による植民地支配を経験し、「冷戦」における最前線という地政学的位置も似ている、ように思えますが、それが両国間の相互イメージにいかなる影響を与えているのか、等々。


まあ、ドラマのクオリティについては、今のところは、韓国のが10歩ぐらい進んでいる、と思いますが。その刑事モノも、眠くて眠くて…