さもありなん

こっちでは、発表し終わると、聞いてくれていた先生方とか学生さんたちが集まってきて、いろいろ質問してくれるんですよね。これはけっこううれしい。公式の質疑応答は疲れるだけですが、普通の会話なら、まあまだマシです。

今日も何人かが集まってきて、「「国語(いわゆる台湾漢語)」での発表、お疲れさまでした」と言ってくれました。「ええ、疲れて死にそうです」と答えておきました。

すると1人の老先生が、「日本語は、「国語」とは語順が違うから、日本人が「国語」をしゃべるのはとても難しいんだ。われわれは「我打ni」というが、日本では「我ni打」というんだ。動詞が最後に来る。これが難しい。だから日本人は英語も下手なんだ」と講釈。

何とも安直な解釈ですが、実はけっこう当たっているのかもな、と。

いや、おれ、とっさになると、動詞を抜かしちゃうんですよね。しゃべっていて、「あれ、今、動詞を置き忘れた」と気付いて慌てて動詞を付け加えたらますます意味不明になってパニック、ということ、何度も何度もあります。

今回、自分の弱点がよく分かりました。これからは普段の日本語でも、なるべく動詞を最初に置くことにします。あ、いや、動詞置きます、最後に。