男は黙って

とろろさんご提示の「第二のコース」ではないですが、来年度の何とかチョーのお役目、引き受けてしまいました。

もちろん断る選択もあったのですが、僕に頼んできた先生を、密かに応援しているということもありまして。


この先生、大変変わった方で、そのせいかあんまり良く思っていない人もいるのですが、オレは一押しです。とにかく仕事をやるんですね。しかもいわゆる「仕事の出来るタイプ」にけっこうありがちな「目立つ仕事・大きい仕事しかやらない」というタイプではなく、「そんなことわざわざ先生がやらなくても」みたいな仕事もどんどんやってしまう。まあその仕事をけっこう独断でパッパと決めたりやったりしてしまうので、「合議」や「前例」を大事にするような方からは疎まれる、ということなのですが。


そもそもオレは何より「仕事をする」人が好きでして、仕事をするなら多少独断だろうがズレていようが許します。逆に一番嫌いなのは「口だけ達者で仕事をしないヤツ」でして、仕事しないのはいいけどだったら黙ってろ!というポリシーなのです。

なんかねえ、茶々入れたり貶したりするのは簡単なんですよ。世の中のどんなことについても、突っ込みなんていくらでも入れられます、とくに人文系の研究者みたいに「世の中に突っ込み入れること」を商売にしている人たちなら。

まあ研究なら「突っ込み入れてお終い」「対案については今後の議論を待ちます」でべつにかまわんのですが、実生活でそれやって、はたしてどんな意味があるのか。せめて「じゃあどうしたほうがいいのか」を提示しないと、いかんですわやっぱり。


というわけで、この先生に頼まれたらイヤとは言えんな、と引き受けてしまったのでした。まあ、めちゃめちゃ激務、というわけではないんですが、本当はキョージュのかたたちがやるべきなんでしょうがねブツブツ。