心が洗われる
元々小説はあまり読まなかったし、読んでも小難しいモノとか、ひねくれたモノとか、そんなのばっかり読んでいました。まあオレも似非インテリの端くれ、「人を感動させるモノ」なんか読んでたまるか!というくだらんプライドがあったんでしょう。
ここ何年か、ひょんなことから、国語の問題作りのバイトをちょこちょこっとやっています。といっても入試問題とかご大層なモノではないですが。というかそうだとしたらここにこんな記事かけませんが。
で、国語の問題というのは、評論にしても、小説にしても、いうまでもなく、「素直な文章」しか出せません。「裏話」的なものとか、「世の中みんな地獄に堕ちやがれ」的な文章は、読む分には大好きですがさすがに問題としては出せません。
で、ネタ探しのために仕方なく「素直な小説」を読んでいます。重松清なんかが鉄板ですね。つまり、「少年が、いろんな問題にぶち当たりながらも、それを乗り越え成長する」みたいなストーリー。
すると……
いややっぱり感動するんですねこれが。本当に「心が洗われる」「失ってしまった清らかな心が戻ってくる」という言葉がピッタリ。
そのせいかな、最近みんなに「明るくなったね」「何かいいことあったの?」と聞かれるですよ。なんて。