不覚にも

今期の中級中国語教材はこの映画を。

山の郵便配達 [DVD]

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セリフが少ないので、さくさく進んでなかなかよろしい。


今日は、「お婆さん」の場面でした。都会で働く(&田舎に残したお婆さんのことなどまったく眼中にない)孫からの手紙を待ち続ける盲目の老婆と、そのお婆さんに「架空の」手紙を書き続ける郵便配達員。

配達員の息子が「お婆さんと一緒に住みたい」と「架空の」手紙を読み、お婆さんがそれを聞いているシーンで……


いやー不覚にも、涙がこぼれそうになったですよ。


山の中ではないですが、しかもオレの手紙など待ってはいないでしょうが、遠くに独りで住むカーチャンを想って、なのは間違いないですね。この場面、以前見たときはそんなにジーンと来なかったはずなのに。少数民族の娘役の陳好ちゃんに釘付けで。

映画にしろ小説にしろ、時がたつに連れて見方も変わるのは、間違いないですね。


それにしても、「お婆さんと一緒に住みたい」の時のお婆さんの表情、僕がこれまで見た映画の中で、間違いなく五指には入る名場面・名演技ですね。ああ思い出すだけで泣けてくる…