〈社会〉の作られ方

オレが持っているゼミ生というか卒論生、今まで6年やってきて、2,1,3,1,1,1です。

羨ましく思われる方も多いでしょうね。


でも、「ゼミ生1人」って、けっこう大変なんですよ。

今までの6年間で、一番楽だったのは、3人の年でした。間違いなく。

でも、たまたまこの年にはよくできる子が3人集まった、というわけではないんですよね。

3人いると、「社会」ができるんですよ。彼ら・彼女らで、勝手にやってくれる。

1人だと、何から何まで、一緒にやらなきゃ(やってあげなきゃ)ならんので、却って手間暇かかります。


子供も、そう言いますよね。

1人育てるのも大変。じゃあ2人いれば2倍、3人なら3倍大変かというと、そうでもないらしい。
多ければ多いほど、彼ら彼女らの中で社会ができていって、自然に動いていく。

あくまで「聞いた話」ですが。


そう考えると、教育というのはやっぱり子育てなんですかね。まあ、親がなくても(ないほうが)子は育つのも、似てますし。