中国人の時間認識

週末はシンポで東京へ。


しかし、まあいつものことながら、中国人の時間意識(の無さ)には、たいへん驚かされました。

予定では、第1セッションの2時間のうち、問題提起の先生の報告が30分で、残りの1時間半でパネラー(8人ぐらい)のコメント、という算段でした。

パネラー1人につき、まあ10分ぐらいか。

パネラーの1人だったオレは、そう読んで、適当に準備してきました。

そして……


最初の挨拶とか紹介が予想以上に時間がかかった、というのもありましたが、問題提起が終わった時には、すでに1時間15分経過。

オレは空気を読んでコメント2分ほどで終わらせましたが、他の、特に中国人のパネラーは、相変わらず時間もへったくれもなく、言いたいことを言いたいだけ言っていった、というわけでした。


時間もさることながら、通訳関係もヒドイ。このシンポは通訳付きでしたが、日本人の発表者・パネラーは、通訳のことも考えて、一段一段で区切って、しかもゆっくりめにしゃべっていったのですが、中国人ときたら、そんなことどこ吹く風。通訳者が「ちょっとそこで……」と脇で止めるのも振り切り、これまた言いたいことを言いたいだけ言っていきましたとさ。


こういうのは、中国関係のシンポでは実は見慣れた光景で、オレも通訳の時には苦労させられております。しかし、いくら言いたいことを言ったところで、それがフロアに伝わらなければ意味ないだろうに(いくら、今回の観衆・パネラーのほとんどは中国語ができた、とはいえ)、まったくなにを考えているのやら。


まあ、あんまりなにも考えてなさそうだし、それはそれでいいのかも。